Topics Archive<2016年度>


【2017.2.6 若手優秀発表賞を受賞しました】

 平成29年2月6日(月)に日本大学理工学部駿河台キャンパスで行われた自然環境復元学会第17回全国大会において,都市環境学科の4年の東海林崇広さんが「若手優秀発表賞」を受賞しました. 「自然環境復元学会」は,自然環境の復元に関する諸問題についてアカデミックで活発な討議・研究を学際的にできる場で,調査・討議・研究活動を通じ,「自然環境復元学」の確立のため,様々な立場からの理論的・実証的研究の場を開設すると共に,自然環境復元の立場から解決策の提案することを目的にした学会です.  今回,東海林さんが受賞した「若手優秀発表賞」は,若手研究者(35歳以下)の育成を目的として優秀な発表に贈られるものです.大学等に勤める若手研究者も多く参加する中での学生の受賞は大変素晴らしいことです. 【講演タイトル】「三陸海岸での生物多様性の高い津波防潮林の再生」 東海林さん,本当におめでとうございます.


【2017.2.15 石田教授が森井小樽市長に「南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想」を手渡しました】

 平成29年2月15日(水),小樽市立病院において都市環境学科の石田教授が会長を務める「南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想策定協議会」が行われました. この「南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想策定協議会」は,高齢者,障害者等の円滑化の促進に関する法律(通称:バリアフリー新法)に基づき小樽市が取り組む事業の基本構想を協議・調整するもので,平成28年5月に小樽市と本学が連携協定を締結したことから,本学でユニバーサルデザインやバリアフリー等について研究している石田教授に協力依頼がありました. 第3回となる今回の協議会では,1月12日(木)に行われた南小樽駅周辺地区の現地調査「冬のまちあるき」の結果報告があり,さらに平成28年12月26日(月)~平成29年1月25日(水)に実施されたパブリックコメントにおいて提出された意見に対する回答が報告されました.その後,バリアフリー基本構想の修正点などを確かめながら参加した委員の皆さんと最終確認を行いました. 続いて,バリアフリー基本構想の表紙デザイン案を作成したメディアデザイン学科の3~4年生による3グループ6名の学生が,グループごとにデザインのコンセプトやデザインに含まれている要素とその理由などについてプレゼンテーションを行い,委員による多数決により表紙デザインを決定しました. どのデザインも海や運河等,それぞれの学生が感じる小樽市のイメージを思い思いに表現している素晴らしい作品でした.また,2月17日(金)には小樽市役所において手交式を行い,石田教授が森井小樽市長に南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想を手渡しました.


【2016.7.14 第三回公開講座を開催しました】

 「人間の豊かさの持続戦略,近自然学入門」と題して,北海道科学大学客員教授の山脇正俊先生(スイス近自然学研究所代表)による公開講座を開催しました.山脇先生は2004年より本学の客員教授にご就任頂き,毎年本学においてご講演をしていただいております.近自然学とは「今まで対立関係にあった環境と我々の豊かさを両立させること,または両立させるように考えること」です.先生の客員教授としてのご講演は今年で最後となりますが,学生に対して強いメッセージを発信していただきました.

 

 都市環境学科全学年の学生に加え,一般の方にも聴講いただきました.講演を聴いた学生の感想を幾つか紹介します.

 

・今回の講演会で地球温暖化の正しい考え方やリスクマネジメントという,これからの未来を見据えていくために大切な思想を知ることができた.(1年)

・山脇さんの地球温暖化の話は自分が思っていた常識とは違った話だったのでとても楽しかったです.その他にも自分が思っていた常識とは違う話が聞けたので,色々と考えさせられた講演でした.(3年)

・今までマスコミの情報ではCO2による温暖化の問題が多く取り上げられていた.しかし,温暖化は存在するがCO2のせいではないかもしれない可能性がある.一番怖いのは寒冷化であることを初めて知った.今,私たちにできることは正しい知識を身につけることである.(3年)

・毎年この講演を聞いているが,何度聞いても興味深く,自分のためになると思った.わかりやすくておもしろい講演だったと思う.(4年)


【2016.7.8 3年前期「橋梁工学」現場見学会を実施しました】

 3年前期の専門科目として「橋梁工学」があります.この科目では,橋の計画・設計・施工の基本を学びます.授業の一環として一般国道275号新石狩大橋の現場見学を行いました.

 一般国道275号は札幌市から浜頓別町までを結ぶ延長約282kmの幹線道路です.交通混雑や交通事故の低減を図るために,江別市において延長3.5kmの4車線拡幅事業が実施されています.その橋梁部分として新石狩大橋LA橋(既存の2車線の橋梁に加え新たに2車線の橋梁を新設)の工事が行われています.

 現地では,工事を発注している北海道開発局札幌開発建設部札幌道路事務所様や施工会社様から工事内容をご説明頂き,普段の授業では体験できない工事の様子を肌で感じることができました.

 現場見学会の様子は7月12日(火)発行の「北海道建設新聞」及び「北海道通信」の記事として掲載されました.また,フォトギャラリーでもご覧頂けます.


【2016.6.30 第二回公開講座を開催しました】

 「自然との調和,知床世界自然遺産」と題して,北海道科学大学客員教授の増田泰先生(知床財団事務局長)による公開講座を開催しました.増田先生には昨年度に引き続き講演いただきましたが,知床の豊かな自然環境のお話に加えて,開拓跡地の森林復元,あるいは自然の中の砂防ダム,魚道等の人工構造物についてのお話もいただきました.

 都市環境学科全学年の学生に加え,一般の方にも聴講いただきました.講演を聴いた学生の感想を幾つか紹介します.

 

・世界自然遺産である知床を守るために,様々な工夫をしていることを知った.知床は自然にできたものだと思っていたので,開拓地の部分があるということを知り驚いた.知床では本来は針葉樹と広葉樹が混ざり合っており,植樹するときにも針葉樹と広葉樹を混ぜて植える工夫をすることは,森を守るために大切だと思った.エゾシカが冬に樹皮を食べ,森づくりを阻んで広葉樹にダメージを与えているので,シマフクロウの巣となる大木に樹皮保護ネットを設置したり,防風柵で木を守る工夫がされていたりして,他の動物を守るための活動も必要になってくるのだなと思った.(1年)

・ヒグマ,シマリス,エゾリス,クマゲラなどの野生動物と森林の持ちつ持たれつの関係,人があまり手をくわえない自然が一番きれいだと感じた.他の地域と知床の生態や自然を比べることで,どういった点が似ていて,どういった点が違うのかということも面白くわかりやすかった.(2年)

・世界遺産に認定されている知床でも,シカの増殖や風などの影響で広葉樹が育たないなど自然の再生,維持が必要であることを知った.森を形成するのは樹木だけでなく,様々な生き物との集合体であり,これを実現するのは大変である.(3年)

・今回の講演は3回目の知床に関するお話でしたが,前回,前々回とはまた違う,北海道に生まれ育っても知る機会の無かった新しいことを知ることができ,ぜひ自分の目でも見てみたいと思いました.(4年)

 


第3回公開講座
第3回公開講座

【2016.6.17 第三回公開講座を開催します(7/14)】

 平成28年7月14日(木)13時より,A106講義室において一般の方および学生を対象とした第3回公開講座「人間の豊かさの持続戦略,近自然学入門」を開催します.

 今回は,北海道科学大学客員教授の山脇正俊先生を講師に招き,近自然学とその応用としてのまちづくり,道づくり,川づくり,エネルギー利用,農林水産業,ビジネス,教育,社会システム,森づくりの中から幾つかについてお話いただきます.

 なお,一般の方も参加いただけます.詳しくはポスターをご覧ください.


第2回公開講座
第2回公開講座

【2016.6.17 第二回公開講座を開催します(6/30)】

 平成28年6月30日(木)14時40分より,A106講義室において一般の方および学生を対象とした第2回公開講座「自然との調和,知床世界自然遺産」を開催します.

 今回は,北海道科学大学客員教授の増田泰先生を講師に招き,知床の自然についてテレビでは見ることのできない貴重な写真や映像も交えて,人間が自然と親しみ調和する環境や自然の中に残された人工構造物についてお話いただきます.

 なお,一般の方も参加いただけます.詳しくはポスターをご覧ください.


【2016.5.26 「グラウンドまもり隊」の活動が新聞に掲載されました】

 都市環境学科の学生で組織するボランティアグループ,「グラウンドまもり隊」の活動が,平成28年5月26日付北海道通信社「日刊教育版」に掲載されました.


【2016.4.28 第一回公開講座を開催しました】

 「+Professionalを考える」と題して,北海道科学大学客員教授の浦田康滋先生による公開講座を開催しました.浦田先生は本学非常勤講師として都市環境学科4年の「技術者の倫理」を担当されています.

 この講演では,最近起こった幾つかの法令違反(コンプライアンス違反)の実態を分析し,それら問題の共通項を整理し,プロとは何かを考え,今後ますます重要となるプロ意識とは何かについて講演いただきました.

 都市環境学科の全学年の学生に加え,一般の方にも聴講いただきました.

 講演を聴いた学生の感想を幾つか紹介します.

 

 現在になっても上司の命令や社内の空気で不正をしてしまう事件が多発していることを知った.プロ意識が無く,不正行為をしたために被害を受けた人が大勢いるので,これから技術者,専門家となる時は,市民のためプロ意識を持つことが大切だと知った.(1年)

 「不正」という問題は,ごく最近になって多くなっていると思っていましたが,昔から「不正」はあり,解決できずにいるのだなと知ることができました.以前に起きた事件を繰り返してはいけない.しかし,簡単には直せないでしょう.そのことを心に受けとめた上で「不正」は少なくしなければならないと思いました.(2年)

 私が就職する分野は土木という専門職である.そのとき自分がプロ意識を持ちどう行動することを考えさせられる講演であった.(3年)

 普段の授業から技術者にとって必要となる倫理観,コンプライアンスを学んでいるが,今回の講演を聞いて,より身近な直近の事件をもとに聞けたので,より理解が深まり重要性を再認識した.(4年)


第1回公開講座
第1回公開講座

【2016.4.4 第一回公開講座を開催します(4/28)】

 平成28年4月28日(木)13時より,合同講義室(5106教室)において一般の方および学生を対象とした第1回公開講座「+Professionalを考える」を開催します.

 第1回目となる今回は,北海道科学大学客員教授の浦田康滋先生を講師に招き,幾つかの法令違反(コンプライアンス違反)の実態を分析し,それらの問題の共通項を整理し,今後ますます重要となるプロ意識についてお話いただきます.

 なお,一般の方も参加いただけます.詳しくはポスターをご覧ください.